子供の体温は、一日の中でも0.5〜0.8℃ぐらいの幅で揺れ動きます。だいたい朝方は低く、夕方になると少し上がるのが普通です。朝は36.8℃だったのに、夕方になったら37.3℃と熱が出てきたとおっしゃるお母さんがよくありますが、まあ頭痛などの症状がでないかぎり、自然の成り行きとしてそのくらいが普通だと思います。
運動でも体温は上がります。予防接種の時間に遅れそうであわてて走ってきたら、着いてすぐ測ったら37.6℃だったけれど、待合室で15分ぐらい待っていたら、すぐに36.8℃に下がってしまったということも、よく耳にする話です。一般的に、活発で元気のよい子供のほうが、おとなしい感じの子供より、多少平均体温が高いという感じがします。
熱が高いと頭痛などで頭がパーになってしまうのではないかと心配するお母さんが時々いますが、そんなことはありえません。もちろん、髄膜炎とか脳炎などの脳に深刻なダメージを与える病気も、確かに高熱は出ます。しかし、40℃台までは単純に熱が出ただけで、脳にダメージが来ることはありません。頭痛はあるそうですが。41℃以上の熱は、発熱単独でも全身に対して悪影響が出てくるのでまずいと思いますが、これは、脳だけでなく全身に対する影響が起こるということなのです。


